医療の中の真実と事実の違い
よく、「真実と事実は違う」という言葉を聞くことがあると思う
それはどういうことかというと・・・
人を突き飛ばしてしまったという事実がある
でもその事実に対する真実はそれぞれだと思う
突き飛ばされた相手にとっては
突き飛ばした相手が押したという真実
突き飛ばした相手にとっては
自分がふらついてしまった事で
相手にぶつかってしまったという真実
これが故意かどうかでまた真実は違ってくる
これを医療に当てはめてみると
「炎症」という事実がある
「炎症」は傷や熱を上げるために起こる
これは科学的に証明されている事実
でもその炎症がなぜ起こるのか?
それは人間の予測でしかない
医療の中ではこの「かもしれない・・・」の部分が実は大部分である
という事を忘れてはいけない
そこにいる細菌やウィルスは「いる」というのは事実だが
それが何のために「いる」のかは
細菌やウィルスでないと答えられないのだ
本当は体にいいことをしているかもしれない
結果的に症状として現れることも
本当は必要な(真実)かもしれない
人間は人間の都合のいいように
真実を作り替える
細菌やウィルスが行っていることは
本人たちでなければわからないというのに・・・
だからCMの商品などの説明を「よーーーーーく」聞いてほしい
「〇〇が原因と思われ・・・」とか
「〇〇にいい可能性が高い」とか
はっきりと「それにいいですよ」とは言っていないことに気が付くだろう
だって、あくまでも人間の勝手な推測だもの
科学的に証明されているというのは
あくまでもこういう現象が起こっているという(事実)
その(事実)を元に(真実)に結びつけるのは
ある意味、誰だってできる
可能性は無限大だから
でも本当の真実はきっと
誰にも分らないのではないかと思うのです
だからこそ、ゆがんだ(真実)に騙されないように
自分の中の自分の(真実)をしっかりと確立されることをお勧めします
常に世の中に出回っている(真実)に対して
それは本当のことなのか?と自問自答する必要があるのです
可能性であっても自分がそれを信じるに値するものなら
信じればいい
それが誰にも左右されないという「自分軸」になるのだから