子供への精油の使い方～薬だって子供は大人の半分量じゃないですか？～

昨日は、姶良市の「姶良市生涯学習フェア」でした

たくさんの方に来ていただき

６月から開催される「ハーブとアロマテラピー講座」の

ご案内をさせていただくことができました

講座の申し込みは４月から姶良市の市報にてお知らせいたします

 

「香りのしおり」もたくさんの方に作っていただきましたが

その中で、お子様の香りの選び方に少し共通点があったので

お話しようと思います

 

お子様にたくさんの香りを選んでいただくとき

まず、お子様本人に選んでいただくということをしています

でもお子様の中には、何を嗅いでも「いい匂い」と言わない子供さんも

いらっしゃいました

 

なぜなら・・・

お子様の脳には今まで自分が嗅いだことのある

香りしか「いい匂い」と認識されていないからです

 

香りを認識するのは脳です（大脳辺縁系という場所です）

経験値が香りの好き・嫌いを分けるのです

あと・・・子供さんは鼻の嗅覚が動物並みにいいという事

だから嫌なものはすごく嫌だし、好きなものは好き

とても敏感なのです

だから、日本アロマ環境協会（AEAJ）では

お子様やご高齢の方への使用は成人の1/3以下

からお願いしています

 

大人が好きな香りが子供も好きとは限らないんですよね

お子様が香りを選んでいる後ろで

「〇〇の香りがいいんじゃない？」

「〇〇の香りにしときなさい」

としきりに言っているお母さん？おばあちゃん？がいましたが

子供と大人の感覚は違います

好みも違うのできちんと子供さんに選ばせてくださいね

 

あと・・・一人だけ「バラの香りが好き」というお子さんがいました

本物の「バラの香り」を好んでいるのならいいのですが

もしそれが合成のバラの香り（柔軟剤など）だと

鼻がその香りに慣れてしまうので

何でも濃い香りを好みます

その場合、脳には濃い刺激しか欲しなくなるので

味覚にも影響してくるのです

 

香りの濃度には気をつけましょうね

 

中には香りをつけずにもって帰る子供さんもいました

お子様が欲しがらなければ

香りを無理につけなくてもいいと私は思います

ちなみにお子様に人気だったのが

・スペアミント（ガムに使われる香りだから）

・オレンジ（柑橘系は人気でした）

・ベンゾイン（バニラのような甘い香りがするので）

 

薬だって子供は大人の半分量じゃないですか？

香りだって同じなんですよ

お子様がいるご家庭では

香りの使用量を少し減らしていただければ

将来のお子様の体調を考えることになると私は思います

 

あとは自然と触れ合って

植物の香りをたくさんかがせてあげてください

（合成はダメですよ！！）

脳が香りを記憶することによって

いろんな感情が生まれます

想像力も働きます

 

今から春になってたくさんの香りが

自然の中で飛び交います

自然に触れ、自然から学ぶことで

お子様の経験値になっていくような気がしました

 

え？花粉症があるから外に出られない？

じゃ・・花粉症を治しましょうよ

しっかりとアロマとハーブで体質改善を行って

免疫力を高めてください

いつまでも薬やサプリメントで

症状だけ押さえているといつかその薬にも

免疫がついて効かなくなりますよ

 

明日は花粉症についてお話しようと思います